当社が担当した、ヤフオクの出品作業を自動化した実績です。写真からの商品情報の読み取り、商品説明の作成、売価の決定、出品ツールへの一括取込までの作業に、AIを取り入れました。
ヤフオク(現在の名称はYahoo!オークション)にたくさんの商品を出品する場合、1点ずつ説明文を書き、価格を調べ、出品の画面に入力する作業が続きます。点数が増えるほど、入力の手間や書き方のばらつきが気になってきます。
この実績では、人は商品の写真を撮るところまでを行います。写真からの商品情報の読み取り、説明文と売価の案づくり、取込用のファイル作成はAIに任せる形にしました。その流れと、人が確認するところをご紹介します。
ヤフオクの出品の自動化で、説明文と売価の案がまとめてそろいます
この仕組みでは、担当者が商品の写真を決まった場所に保存すると、AIが写真から商品情報を読み取り、出品に必要な内容をまとめて作ります。
用意されるものは、次のとおりです。
- 写真から読み取ったメーカー・型番・状態・付属品の一覧
- 商品名と、決まった型に沿った商品説明
- 似た商品の落札価格をもとにした売価の案と、その根拠
- 出品ツールに一括で取り込めるCSVファイル
CSVファイルとは、表の内容をカンマで区切って保存した文字のファイルのことです。出品ツールに読み込ませると、複数の商品をまとめて登録できます。
写真の読み取りから一括取込まで、決まった順番で進めます
出品の作業は、毎回同じ順番で進めます。

- 担当者が、商品の全体や型番の表示、付属品が分かる写真を撮って保存します。
- AIが写真を読み、メーカー・型番・状態・付属品などの商品情報を取り出します。
- 読み取った情報をもとに、AIが商品名と商品説明、売価の案を作ります。売価の案は、似た商品の落札価格を参考にします。
- 担当者が説明文と売価を確認して直し、一括取込のファイルを出品ツールに読み込みます。
型番の表示や付属品は、写真に写っていないと読み取れません。そのため、商品ごとに撮る写真の種類と角度を決めておきました。
商品説明は、状態、付属品、注意事項、発送の順に書く型を決めています。型をそろえておくと、どの商品のページも同じ順番で読めるため、購入を考える方が比べやすくなります。
売価と商品の状態は、人が確認してから出品します
AIが出す売価は、あくまで案です。同じ型番でも、状態や付属品の有無、出品する時期によって落札価格は変わる場合があります。
そのため、次の項目は担当者が確認してから出品する形にしました。
- 売価と、開始価格・即決価格の設定
- 傷や汚れなど、商品の状態の書き方
- 写真から読み取った型番や付属品が、実物と合っているか
- 動作の確認など、写真では分からない内容を書き足したか
- 出品が禁止されている商品や、表示に注意が必要な商品でないか
出品できない商品や守るべき決まりは、Yahoo!オークションのガイドラインと、その細則に書かれています。
AIは、写真の文字を読み違えたり、写真にない内容をもっともらしく書いたりする場合があります。説明文と実物が違うと落札後のトラブルにつながるため、この確認は省かないようにしています。
当社は、出品作業の整理から仕組みの開発までを担当しました
この実績で当社が担当したのは、次の作業です。
- これまでの出品の手順と、商品説明の書き方を整理する
- 商品説明の型と、売価の決め方のルールをまとめる
- 撮る写真の種類と角度を決める
- 写真の読み取りから、説明文・売価の案・取込用ファイルまでを作る仕組みを開発する
- 担当者が確認する項目と、作業の手順を決める
取込用のファイルは、使っている出品ツールの項目に合わせて作ります。項目の名前や順番が違うと、正しく読み込めないためです。
よくあるご質問
Q. 売価をAIに決めてもらうことはできますか?
A. 当社では、売価は案として出し、最終的に人が決める形をおすすめしています。過去の落札価格だけでは、商品の状態や相場の動きを十分に反映できない場合があるためです。
Q. 写真だけで、商品の情報をすべて読み取れますか?
A. 型番の表示やラベルが写っていれば、多くの情報を読み取れます。ただし、動作の状態や細かな傷など、写真で分からない内容は担当者が確認して書き足す必要があります。
出品の手間を減らしたいときは、今の作業の順番から整理しましょう
ヤフオクの出品の自動化は、写真から商品情報を読み取り、説明文・売価の案・一括取込のファイルまでをAIがそろえ、人は確認と判断に集中する仕組みです。商品の状態と売価は、出品する前に人が確かめます。
佐世保市の株式会社プロヴァシスでは、出品作業や商品登録の自動化をお手伝いしています。今の出品の手順でどこまで自動にできるか、お問い合わせからご相談ください。サービスの内容はAI活用・AI開発でご案内しています。


